「カリスマティック・シンプリシティ」と呼ばれる新たなデザイン言語が採用され、よりシンプルで未来的なモデルへと進化した新型MINI。
「MINI COOPER」モデルにおいては「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」「2025 RJCカーオブザイヤー」において、輸入車部門の最優秀賞「2024-2025 インポートカー・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞しています。
新型MINIは新たにBEV専用モデルを加え、ラインナップも充実。現行の新型モデルは、ほぼ出揃ったかのように思います。
しかし忘れてならないのが、ジョン・クーパー・ワークス(JCW)の存在。
ジョン・クーパー・ワークス(JCW)は、クラシックMiniの時代に伝説となった、ジョン・クーパー氏の名前を引き継いだ最上位のスポーツモデル。スタイルも性能も一味違います。
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もちろんそんなジョン・クーパー・ワークスも、新型MINIに合わせてラインナップが一新されています。
そこで本記事は、新型MINIのジョン・クーパー・ワークスのモデルに焦点を絞り、特徴や現行モデルについて詳しくご紹介していきます。
目次
新型MINIジョン・クーパー・ワークスの特徴
新型MINIジョン・クーパー・ワークスは、専用色のフロントグリルやストライプ、チェッカーフラッグロゴなどの専用デザインがプラスされています。
また、心臓部には、専用チューンされた直列4気筒エンジンやスポーツサスペンションを搭載。ガソリン車ならではのエンジンサウンドや、MINIならではの軽快なハンドリング「ゴーカートフィーリング」がご体感いただけます。
※BEVモデルの3Dハッチバック・エースマンも追加予定です。
さらに「アクティブ・クルーズコントロール」や「レーン・コントロール・アシスト」、衝突回避・被害軽減ブレーキなどのドライビング・アシスト機能も充実。
サーキットでも通用するポテンシャルを持ちながら、日常生活もしっかり支えてくれるのが、新型MINIジョン・クーパー・ワークスの大きな特徴です。
エクステリア
新型MINIジョン・クーパー・ワークスは、空力を考慮したフロントバンパーやディフューザー付きのリアバンパーが装着されています。
※3Dハッチバックモデルには、専用のリアスポイラーも装備されます。
また、ボンネットにレッドストライプを追加したり、ミラーキャップのカラーを変更したりと、お好みに合わせてカスタムできるのもポイントです。
さらに専用ロゴ入りのホイールや、レッドキャリパーも標準装備。足元からも、ジョン・クーパー・ワークス”らしさ”が感じ取れます。
インテリア
インテリアはブラックがベースですが、随所にレッドのアクセントが加えられ、よりスポーティな雰囲気に仕上げられています。
インパネのセンター部には、新型MINIから採用された「円形有機ELセンターディスプレイ」を装備。ちなみに計器類はデジタル表示が基本となっていますが、クラシックなアナログメーターや出力計を表示する設定もございます。
また、ホールド性に優れたスポーツシートと、手に馴染みやすいスポーツステアリングも標準装備。スポーツカーに乗っているような感覚でMINIを運転できます。
収納能力
いくらスポーツモデルとはいえ、やはり日常での使いやすさは無視できません。
新型MINIジョン・クーパー・ワークスは、基本的に全てのモデルがベースモデルの収納能力を引き継いでいます。
新型3D JCW | 新型コンバーチブル JCW | 新型カントリーマン JCW | |
定員(人) | 4 | 4 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 210(725※2名乗車時) | 215(665※2名乗車時) | 505(1,530※2名乗車時) |
ゴルフバッグ収納数(当社調べ) |
※1:ゴルフバッグのサイズによってはリヤシートを収納せずに積載することも可能(横向きの状態で1個)
3Dハッチバックのリヤシートは6:4分割式が採用されており、使い勝手も抜群。コンバーチブルもリアシートを折り畳んで収納できます。
カントリーマンに至っては、6:4分割式のリヤシートに加え、ラゲッジスペースのフロア下に積載用の空間も確保されています。
アウトドアや長期旅行などといった、荷物をたくさん積むシーンであっても問題なく対応できると言えるでしょう。
走行性能
新型MINIジョン・クーパー・ワークスのガソリンモデルには、2L直列4気筒DOHCツインパワー・ターボ・エンジンが搭載されています。
3Dハッチバック | コンバーチブル | カントリーマン | |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 170〔231〕/ 5,000 | 170〔231〕/ 5,000 | 233〔317〕/ 5,750 |
最大トルク(Nm/rpm) | 380 / 1,500〜4,000 | 380 / 1,500〜4,000 | 400 / 2,000〜4,500 |
0-100km/h加速(秒) | 6.1 | 6.4 | 5.4 |
また、エンジンから出力されたパワーを効率良く路面に伝えるため、専用調整されたスプリングやスタビライザー、ダンパーも装着されています。
さらに、フロントタイヤのキャンバー角を大きく取ることで、ハンドリング性能やコーナリング時のグリップも向上。ドライバーの入力にダイレクトに反応するようなセッティングになっています。
もちろん「ドライブモード」から運転しやすいマイルドな設定にすることも可能です。どのような方でも安全にドライブがお楽しみいただけるでしょう。
テクノロジー
新型MINIから標準装備されているドライブモード「エクスペリエンスモード」は、8つの設定の中から選ぶことができます。(「コア」「グリーン」「ゴーカート」「ビビッド」「タイムレス」「パーソナル」「バランス」「トレイル」)
このモードは車両特性が変わるのはもちろん、ディスプレイのデザインや、車内のライトアップパターンも変化するため、車内の雰囲気を変えたい時にもおすすめです。
また、専用のアプリをダウンロードすれば、お手持ちのスマホを「スマート・キー」として利用できたり、オプションの「MINI Connected Package.」からオーディオやニュースアプリをダウンロードしたりできます。
お好きなアプリをダウンロードし、自分だけのMINIに仕上げられます。
新型MINIジョン・クーパー・ワークスのラインナップ
現在の新型MINI ジョン・クーパー・ワークスは、
- 3Dハッチバック(ガソリンモデル)
- コンバーチブル
- カントリーマン
上記3モデルがラインナップされています。
※3Dハッチバックとコンバーチブルは2025年第一四半期以降の納車となります。
※BEVモデルの3Dハッチバック、エースマンも登場予定です。
それぞれの特徴やスペック、前モデルとの違いを見ていきましょう。
3Dハッチバック(ガソリンモデル)
コンパクトな3Dハッチバックの「ジョン・クーパー・ワークス」には、独特な形状のリアスポイラーが装着されます。
前モデルのボンネットには、メッシュ調のバンパー開口部やボンネットのエアインテークがありましたが、今回からはそれが無くなり、代わりに専用のストライプやグリルフレームが採用されています。
新型3D JCW | 旧型3D JCW(F56) | |
全長・全幅・全高(mm) | 3,875×1,745×1,455 | 3,880×1,725×1,430 |
ホイールベース(mm) | 2,495 | 2,495 |
乗車定員 | 4 | 4 |
ラゲッジ容量(L) | 210(725※2名乗車時) | 211(731※2名乗車時) |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCガソリン |
ターボ形式 | MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー(ターボチャージャー) | MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー(ターボチャージャー) |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 170〔231〕/ 5,000 | 170〔231〕/ 5,200 |
最大トルク(Nm/rpm) | 380 / 1,500〜4,000 | 320 / 1,450〜4,800 |
0-100km/h加速(秒) | 6.1 | 6.1 |
車両本体価格(税込) | 536万円〜 | 508万円〜 |
コンバーチブル
オープンモデルのコンバーチブルにも、「ジョン・クーパー・ワークス」がラインナップ。こちらも新型MINIの基本デザインが反映されており、コンパクトでシンプルな見た目をしています。
1番の特徴である電動ソフトトップは、時速30km/h以下であれば約18秒で開閉でき、信号待ちのタイミングでオープン状態にすることも可能です。
また、ルーフ面だけを開放することもできるため、「ちょっとだけ開放的な気分を味わいたい」という方にもご満足いただけます。
新型コンバーチブル JCW | 旧型コンバーチブル JCW(F57) | |
全長・全幅・全高(mm) | 3,880×1,745×1,435 | 3,880×1,725×1,415 |
ホイールベース(mm) | 2,495 | 2,495 |
乗車定員 | 4 | 4 |
ラゲッジ容量(L) | 215(665※2名乗車時) | 215(160※2名乗車時) |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCガソリン |
ターボ形式 | MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー(ターボチャージャー) | MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー(ターボチャージャー) |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 170〔231〕/ 5,000 | 170〔231〕/ 5,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 380 / 1,500〜4,000 | 320 / 1,450〜4,800 |
0-100km/h加速(秒) | 6.4 | 6.5 |
車両本体価格(税込) | 585万円〜 | 559万円〜 |
カントリーマン
MINIシリーズの最大モデルであるカントリーマンは、SUVらしい機動力とスポーツカー並の走行性能を併せ持つモデル。
大きな車体に見合うように、エンジン出力は317馬力まで引き上げられ、MINIオリジナルの4WD技術「ALL4」も搭載。ワインディングも険しい山道も軽快に走り抜けることができます。
また、前モデル「クロスオーバー」よりも一回りサイズアップし、室内空間やラゲッジ容量も拡大されています。
オーナーのライフスタイルに合わせやすい万能モデルと言えるでしょう。
新型カントリーマン JCW | 旧型クロスオーバー JCW(F60) | |
全長・全幅・全高(mm) | 4,445×1,845×1,645 | 4,315×1,820×1,595 |
ホイールベース(mm) | 2,690 | 2,670 |
乗車定員 | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 505(1,530※2名乗車時) | 450(1,390※2名乗車時) |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCガソリン |
ターボ形式 | MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー(ターボチャージャー) | MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー(ターボチャージャー) |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 233〔317〕/ 5,750 | 225〔306〕/ 1,750〜4,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 400 / 2,000〜4,500 | 450 / 1,750〜4,500 |
0-100km/h加速(秒) | 5.4 | 5.1 |
車両本体価格(税込) | 667万円 | 637万円〜 |
3Dハッチバック(BEVモデル)/エースマン※2025年春発売予定
BEVモデルの3Dハッチバック、エースマンにも「ジョン・クーパー・ワークス」が追加されます。
両モデル共に、最高出力258馬力、最大トルク350Nmの高出力モーターと、高電圧リチウムイオンバッテリーを搭載。
ボタンを押すことで一時的に出力が解放される「Eパワー・ブースト」機能も備わっているため、モーター特有の圧倒的な加速力がご体感いただけます。
また、スポーツサスペンションやブレーキも装備されているため、コーナリング性能も抜群。ゴーカートのようなクイックなハンドリングがお楽しみいただけます。
3Dハッチバック | エースマン | |
最高出力 | 190kW(258馬力) | 190kW(258馬力) |
最大トルク | 350Nm | 350Nm |
最高速度 | 200km/h | 200km/h |
0-100km/h加速 | 5.9秒 | 6.4秒 |
航続距離 | 371km | 355km |
※2024年パリモーターショー発表時のデータとなります。
新型MINIジョン・クーパー・ワークスはToto MINIの各店舗でお求めいただけます
新型MINIジョン・クーパー・ワークスについてご紹介しました。
現在のMINIは、おしゃれでコンパクトなモデルとして認知されていますが、実は先祖にあたるクラシックMiniやローバーMiniの時代には、様々なレースで活躍をしていました。
そしてその先祖のスポーツDNAを受け継いでいるのが、今回ご紹介した「ジョン・クーパー・ワークス」です。
新型MINIジョン・クーパー・ワークスは、MINI西東京/MINI杉並でお買い求めいただけます。
※3Dハッチバック、コンバーチブルはプレオーダーの受付となります。(2025年2月時点)
また、新型MINIジョン・クーパー・ワークスについてのご質問がございましたら、最寄りのショールームスタッフ、もしくは下記お問い合わせからお気軽にご相談ください。