【新型MINI】気になるラゲッジスペースの広さ〜ゴルフバッグは積めるのか?〜

コンパクトカーの代名詞として世界中で愛されるMINI。しかしその一方で「MINI=コンパクト」というイメージが強く、

「ラゲッジスペースは狭いのではないか?」

「荷物が積めないから旅行には向いていなさそう」

と考えていらっしゃる方も多いかと思います。

そこで今回は、『名前は「MINI」でもこんなに積める!』と題して、同クラスのライバル車達とのラゲッジスペースの比較や、実際にゴルフバッグがどれだけ積めるのかを検証してみたいと思います。

MINIの購入をご検討されている方は、ぜひご参考ください。

※現行MINIのボディサイズについては、下記の記事でも詳しくご紹介しています。

関連記事>>現行BMW MINIのボディサイズ一覧とライバル車との比較まとめ

Toto MINIのYouTubeチャンネル内でも、新型MINIの車体・ラゲッジスペースのサイズ検証動画を投稿しています。こちらも合わせてご覧ください。

【2025年最新版】MINIファミリー5車種徹底比較!

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「ラゲッジルームの広さを確認したい」「実際に乗って確かめてみたい」とお考えの方は、ぜひショールームまでお越しください。

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MINIのラゲッジルームの大きさとライバル車との比較

まずは現行モデルとして販売されている、主要5モデルのサイズやラゲッジスペースの広さを見ていきましょう。サイズの近いライバル車とも比較していきます。

MINI 3ドア

MINI 3ドアは現行モデルの中で最もコンパクトなモデルですが、3代目F56型からサイズが一回り大きくなり、日本では3ナンバー(普通車)に分類されるようになりました。

そのため国産のコンパクトカーと比べて、ややワイドでどっしりした印象があります。

MINI3ドアのラゲッジルーム開口部の広さは、幅900mm、高さ800mm、奥行き450mmとなります。

シリーズ最小モデルであるため「ほかのMINIと比べてもの足りない」という印象を持たれるかもしれませんが、リアシートはフラットに近いかたちに収納できるため、汎用性は高めです。

また、リアシートは60:40の分割可倒式となります。開口部高さも800mmと高く、家具やスーツケースなどといった大きな荷物も難なく収納できます。

ライバル比較

MINI 3ドアのライバル車には、

  • フィアット 500
  • ルノー トゥインゴ

を挙げてみました。

この2台は「Aセグメント」という1番小さいカテゴリーに含まれるため、実際は「Bセグメント」のMINI 3ドアよりも一つ下のカテゴリーとなります。

ただし、実際のボディサイズはMINI 3ドアに近いということで、この2台を比較していきます。 

モデル名 MINI 3ドア MINI 3ドア(BEVモデル) フィアット 500 ルノー トゥインゴ
全長(mm) 3,875 3,860 3,750 3,645
全幅(mm) 1,745 1,755 1,625 1,650
全高(mm) 1,455 1,460 1,515 1,545
ホイールベース(mm) 2,495 2,525 2,300 2,490
乗車定員(人) 4 4 4 4
ラゲッジ容量(L)
※通常利用時
210 210 185 174
ラゲッジ容量(L)
※後席折りたたみ時
800 800 550 980

やはりMINI 3ドアはBセグメントであるため、この中ではボディサイズが一回り大きく、通常時のラゲッジスペースが一番広い結果となりました。

面白いのが、ルノー トゥインゴです。こちらはRR(リアエンジン・リアドライブ)レイアウトで荷室の真下にエンジンがあるため、通常時のラゲッジスペースが最も狭くなっています。

ただ、全高が高いため、後席シートを折りたためば最大容量が980Lと最も広くなります。

このあたりは、さすが実用性を重要視するフランス車といったところ。同社のカングーなど、ライトバン系のモデルの影響があるのかもしれません。

MINI 5ドア

5ドアモデルのMINIは、3ドアモデルよりもボディサイズが若干大きめです。ラゲッジルーム開口部の広さは、幅900mm、高さ800mm、奥行き550mmとなります。

ラゲッジスペースの基本構造は3ドアモデルと同じですが、5ドアモデルの方は奥行きが10mm長く、リアシートを畳むと収納能力は925Lまで拡大します。

ライバル比較

MINI 5ドアのライバルには、

  • プジョー 208
  • ルノー ルーテシア
  • フォルクスワーゲン ポロ

を選んでみました。

こちらは全て「Bセグメント」同士ということで直接対決となります。さて、どうなるでしょうか。 

モデル名 MINI 5ドア プジョー 208 ルノー ルーテシア フォルクスワーゲン ポロ
全長(mm) 4,035 4,095 4,075 4,085
全幅(mm) 1,745 1,745 1,725 1,750
全高(mm) 1,470 1,465 1,470 1,450
ホイールベース(mm) 2,565 2,540 2,585 2,550
乗車定員(人) 5 5 5.2 5
ラゲッジ容量(L)
※通常利用時
275 391 351
ラゲッジ容量(L)
※後席折りたたみ時
925 1,125

新型のプジョー 208のラゲッジ容量は公表されていませんが、前モデルのラゲッジ容量(265L)を参考にしてみると、ボディサイズが近いMINI 5ドアとほぼ同じくらいとなります。

また、ルノー ルーテシアとフォルクスワーゲン ポロは、完全にひとクラス上の「Cセグメント」(ゴルフやプジョー 308のクラス)並の容量があります。

SUVを除いた「Bセグメント」のラゲッジ容量では、ルーテシアやフォルクスワーゲン ポロが頭一つ抜けていると言えます。

MINI コンバーチブル

3ドアと同等のボディサイズを持つコンバーチブルは、4人乗りのオープンモデル自体が減少しつつある現代において、かなり希少なモデルです。

コンバーチブルのラゲッジルーム開口部の広さは、幅900mm、高さ600mm、奥行き600mmとなります。

もともと箱型のハッチバックをベースとしているため、「Bセグメント」のオープンモデルとしてはかなり広めの容量だと言えます。

ライバル比較

コンバーチブルのライバル車には、

  • フォルクスワーゲン ザ・ビートル・カブリオレ
  • レンジローバー イヴォーク コンバーチブル

を選んでみました。 

モデル名 MINI コンバーチブル フォルクスワーゲン ザ・ビートル・カブリオレ レンジローバー イヴォーク コンバーチブル
全長(mm) 3,880 4,270 4,385
全幅(mm) 1,745 1,820 1,900
全高(mm) 1,435 1,490 1,650
ホイールベース(mm) 2,495 2,540 2,660
乗車定員(人) 4 4 4
ラゲッジ容量(L)
※通常利用時
215 225 251
ラゲッジ容量(L)
※後席折りたたみ時
665

ザ・ビートル・カブリオレやイヴォーク コンバーチブルは一回り大きい「Cセグメント」のモデルとなりますが、コンバーチブルはそれと比較しても引けを取りません。

実用性が優れたオープンモデルであるのは間違いないでしょう。

MINI エースマン

エースマンは、日本で馴染みの深いコンパクトSUVタイプの車です。シリーズで唯一BEV専用モデルとして発売されています。

ラゲッジルーム開口部の広さは、幅900mm、高さ700mm、奥行き550mmとなります。

また、エースマンは後席下にバッテリーを搭載していますが、通常時で300Lものラゲッジ容量を確保しています。

もちろんシートは60:40の分割可倒式で、背もたれの部分までフルフラットに収納できます。

ライバル比較

エースマンのライバル車には、

  • フィアット 600e
  • アウディ Q2

を選んでみました。

モデル名 MINI エースマン フィアット 600e アウディ Q2
全長(mm) 4,080 4,200 4,200
全幅(mm) 1,755 1,780 1,795
全高(mm) 1,515 1,595 1,530
ホイールベース(mm) 2,605 2,560 2,595
乗車定員(人) 5 5 5
ラゲッジ容量(L)
※通常利用時
300 360 405
ラゲッジ容量(L)
※後席折りたたみ時
1,005 1,231 1,050

コンセプトが最も似ているのがフィアット 600e。こちらも完全なBEVモデルで、ボディ下部には大型のバッテリーを搭載しています。

ただ、エースマンの方が一回りコンパクトなため、その分収納能力が劣る結果になりました。

ガソリンエンジンを搭載するアウディ Q2と比較すると、やはりバッテリーを積むBEVモデルの収納能力は劣りがちです。

ただし、後席を折り畳んでしまえばその差はほとんど無くなります。

運転のしやすさ、経済性、収納能力、これらを総合的に考えると、エースマンの収納ポテンシャルは十分高いと言えるでしょう。

MINI カントリーマン

前モデルのクロスオーバーよりも一回り大きくなったカントリーマンは、BMW X1に近い車格を持ちます。

ラゲッジルーム開口部の広さは、幅1,000mm、高さ700mm、奥行き800mm。横幅が広い分、後席は40:20:40の3分割式になっています。

乗車人数や荷物の大きさや量に合わせてシートレイアウトを自由に調整できるため、荷物を「無駄なく、効率よく」積み込めます。

ライバル比較

MINIのSUV、CROSSOVERのライバルには、同じ「Bセグメント」のコンパクトSUVである

  • プジョー2008
  • フィアット 500X
  • フォルクスワーゲン T-Roc

を選んでみました。さあ、結果はどうなるでしょうか。 

モデル名 MINI カントリーマン プジョー 2008 フィアット 500X フォルクスワーゲン T-Roc
全長(mm) 4,445 4,305 4,295 4,250
全幅(mm) 1,845 1,770 1,795 1,825
全高(mm) 1,660 1,550 1,610 1,590
ホイールベース(mm) 2,690 2,610 2,570 2,590
乗車定員(人) 5 5 5 5
ラゲッジ容量(L)
※通常利用時
505 434 350 445
ラゲッジ容量(L)
※後席折りたたみ時
1,530 1,467 1,000 1,290

さすがはボディサイズが最も大きいだけあり、4座時、2座時ともにカントリーマンがライバルをリードした結果となりました。

SUVの場合、キャンプやスノーボードなどに出かけたり、テント、ターフ、テーブル、チェアなどといったアウトドア用の荷物を積み込んだりします。

カントリーマンの最大ラゲッジ容量は1,530Lとかなりの広さ。ちょっとした引っ越しでしたら、カントリーマン1台でこなせます。

実際にゴルフバッグを積んでみた

ここからは、先ほどご紹介した5種類のMINIに、ゴルフバッグが収納できるかどうか検証していきます。

MINI 3ドア

MINI 3ドアの場合、リアシートを畳まない状態だと奥行きが450mmしかないため、横置きで積むのは難しいという結果に。

リアシートを畳んで縦に積もうとすると若干奥行きが足りず、最終的に斜めに1個収納できるという結果になりました。

MINI 5ドア

5ドアモデルは3ドアモデルよりも全長が160mm長いため、リアシートを倒せば縦にゴルフバッグが2個収まります。

また、リアシートを畳まない状態でも奥行きが550mmと、3ドアよりも10cm広いため、横置きで1個収納できます。

MINI コンバーチブル

コンバーチブルはトランクルーム上部にソフトトップの収納機構があるため、トランク側からはスムーズに収納できません。

ただし、トランクがキャビン一体型となっているため、リアシートを畳んで車内側から収納すれば、綺麗に1個収まります。

MINI エースマン

エースマンのラゲッジ開口部の高さは、5ドアモデルよりも10cm低いものの、ラゲッジルーム自体の広さは若干広めです。

リアシートを畳まなくても横置きで1個、リアシートを畳めば縦置きで2〜3個収納できます。

MINI カントリーマン

MINI最大クラスのカントリーマンになると、リアシートを畳まなくても、横置きで1〜2個収納できます。

また、リアシートを畳めば、縦置きで3〜4個収納できます。しかもシートは3分割できるため、状況に応じて3人乗りで移動することもできます。

Toto MINIの各店舗で車内やラゲッジの広さをお確かめいただけます

「MINI」と聞くとコンパクトなモデルを連想しがちのため「ラゲッジスペースは狭そう」という印象を持たれている方が多いようです。

しかし実際のところは、ライバル車にも引けを取らない十分なラゲッジスペースを持っているということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

これだけの荷物を積むことができるMINIですから、トランクケースやアウトドアグッズを満載して、旅行やキャンプに出かけることも十分可能です。

お洒落で可愛いだけでなく、実用性もしっかりと備わっているMINIを、ぜひご検討ください。

現行モデルのMINIは、Toto MINIの各店舗にも展示しております。

「実車のサイズ感やラゲッジルームの広さを確認してみたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にショールームまでお越しください。

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試乗をご希望の方は、下記フォームからお申し込みください。

試乗申込みフォーム>>Toto MINI 試乗申込み  (Test drive reservation)

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