コラム

新型MINI 5-DOORは何が変わった?デザインや機能性、3-DOORとの違いを解説

2024年6月に登場した新型MINI 5-DOORは、MINIらしいコンパクトなハッチバックモデルの5ドア仕様。

2014年に登場した初代MINI 5-DOORが、10年ぶりに新しくなって登場しました。

そこで本記事では、新型MINI 5-DOORの特徴や、各グレードの特徴、MINI 3-DOORとの違いについてご紹介していきます。

 

MINI 5-DOOR(F65)とは

新型MINI 5-DOORは、2024年2月に登場した新型MINI 3-DOORの5ドア仕様。コードネームは「F65」で、5ドアモデルでは2代目にあたります。

これまでのMINI 5-DOORは、ハッチバック形状のボディに、大きく開く後部ドアと広い後部座席が持ち味で、コンパクトで実用性の高いモデルとして人気がありました。

今回登場した新型は、これまでのMINI 5-DOORに、最新のデザインや機能、デジタルテクノロジーを反映させたモデルとなっています。

 

新型MINI 3-DOOR(F66) との違い

5-DOOR(F65) 3-DOOR(F66)
全長×全幅×全高(mm) 4035×1745×1470 3875×1745×1455
ホイールベース(mm) 2565 2495
ラゲッジ容量(L) 275(5シート)

665(3シート)

925(2シート)

210(4シート)

650(3シート)

725(2シート)

価格 408万円(C)

477万円(S)

396万円(C)

465万円(S)

※数値は欧州参考値です

 

新型MINI 5-DOORは、MINI 3-DOORよりも全長が160mm、ホイールベースが70mm長くなっています。

価格はMINI 3-DOORよりも12万円程高く設定されていますが、その分後部ドアが追加され、座席や収納スペースも広くなっています。

また、MINI 3-DOORは4人乗りですが、MINI 5-DOORは5人乗りと、乗車人数が1名多いのもポイントです。

後部座席やラゲッジスペースを有効に活用したい方であれば、やはりMINI 5-DOORをお選びいただく方が良いかもしれません。

新型 MINI 5-DOORはガソリンモデルのみ

新型MINI 5-DOORには、MINI 3-DOORのように電動モデル(BEV)の設定がありません。

ただし、このクラスの電動モデル(BEV)は、新しく登場したエースマンが担うことになります。

エースマンは、MINI 3-DOORとカンリーマンの中間に位置するモデル。サイズ的に新型MINI 5-DOORに近い設計となっています。

 

3-DOOR 5-DOOR エースマン カントリーマン
全長・全幅・全高(mm) 3875×1745×1455 4035×1745×1470 4080×1755×1515 4445×1845×1660
ホイールベース(mm) 2495 2565 2605 2690
収納容量(L) 210-725 275-925 300-1005 505-1530

※数値は欧州参考値となります。

※3-DOOR・カントリーマンはガソリンモデルの数値となります。

MINI 5-DOORクラスの電動モデル(BEV)をお探しの方は、ぜひ「エースマン」もご検討ください。

 

新型 MINI 5-DOOR(F65)の特徴

ここでは、具体的な新型MINI 5-DOORの特徴を、

  • エクステリア
  • インテリア
  • 居住性・収納能力
  • ドライビングテクノロジー
  • デジタルテクノロジー

に分けてご紹介していきます。

エクステリア

新型MINI 5-DOORのエクステリアは、全体がすっきりとしたシンプルなデザインをしていますが、伝統的な丸目のヘッドライトと、滑らかな六角形のグリルの組み合わせはしっかりと継承されています。

ちなみにLEDヘッドライトは、3段階の点灯パターンの中から設定ができます。

また、オプション設定となりますが、ルーフにはグラデーション塗装の「マルチ・トーン・ルーフ」もございます。こちらは1台1台カラーリングが微妙に異なっているのがポイントです。

リアのテールライトは、前モデルよりも小さな三角形状に変更されていますが、前モデル同様、ブレーキを踏んだ際にユニオンジャックが見えるようになっています。

インテリア

操作系はインパネ中央にある「円形有機ELセンターディスプレイ」と「トグルスイッチ」に集約されているため、すっきりとした印象となっています。

「円形有機ELセンターディスプレイ」は、新型MINIシリーズではお馴染みの装備ですが、実は円形の有機ELディスプレイ自体を自動車に搭載したのはMINIが世界初となります。

また、内装やシートのデザインが変更できるトリムは「Essential」「Classic」「Favoured」「JCW」の4つが設定されています。

居住性・収納能力

新型MINI 5-DOORの後部座席には、3名の方が乗車できるようになっています。

また、前モデルのように60/40の分割式後部シートが搭載されており、片側のシートだけ倒して荷物を載せるなんてこともできます。

もちろん後部シートは全て倒すとフラットになるため、キャンプや旅行時など、沢山荷物を積むシーンでも活躍します。

ドライビングテクノロジー

新型MINI 5-DOORのボディは、極力段差を少なく空気抵抗を抑えた設計で、燃費性能に大きく貢献しています。

また、低重心でワイド化されているため、「ゴーカートフィーリング」もしっかりご堪能いただけます。

さらに、レーンチェンジやクルーズコントロール機能など、ドライバーをサポートする機能も備え付けられているため、安心してドライブがお楽しみいただけます。

デジタルテクノロジー

「円形有機ELセンターディスプレイ」に内蔵されている「MINIインテリジェント・パーソナル・アシスタント」は、音声認識機能も備え付けられています。

この機能を使えば、ハンドルから手を離さずに空調の設定やオーディオ操作、ナビの目的地設定などが行えます。

また、専用のナビゲーションシステムは、渋滞を考慮しながら目的地までの最短ルートを検索してくれます。

ほかにも、「ドライビング・アシスト・プラス」や「ハイビーム・アシスタント」「リモート・エンジン・スタート」などの追加機能のほか、音楽やニュース配信アプリなどといった、20種類のアプリも設定されています。

お好みの追加機能やアプリを入れて、自分だけのオリジナルのMINIに仕上げることもできます。

 

新型 MINI 5-DOOR(F65)のグレード

ガソリンモデルのみ設定されている新型MINI 5-DOORは、

  • COOPER C
  • COOPER S

の2グレードがラインナップされています。それぞれの特徴も見ていきましょう。

COOPER C

新型MINI 5-DOORのベーシックグレードです。

新世代の1.5L直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、優れた燃費と安定した走りが持ち味です。

「COOPER C」はルーフとボディ、ミラーが同色で、シートがブラック基調となった「Essential」トリムが標準となります。

ちなみに「Essential」トリムは「COOPER C」のみの設定となっています。シンプルな内外装がお好みの方は、こちらのグレードを選ぶと良いかもしれません。

また、「Favoured」トリムを選ぶと、17インチホイールやJCWスポーツシートが装備されます。走りやデザインも妥協したくない方は、こちらを選ぶと良いでしょう。

COOPER S

2L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載した、ワンランク上のグレードです。

「COOPER C」よりも1サイズ大きな17インチホイールが標準装備されており、パワーアップしたエンジンの力を効率良く路面に伝えてくれます。

また、「COOPER S」では「JCW」トリムも選ぶことができます。

「JCW 」トリムはJCWオリジナルデザインのホイールやハンドル、シートだけでなく、パドルシフト付きの7速DCTや、アダプティブサスペンション、スポーツブレーキも搭載されています。

MINIにスポーツ性能を求める方には、間違いなくおすすめのグレードだと言えるでしょう。

 

初代 MINI 5-DOOR(F55)との違い

今回登場した新型MINI 5-DOOR(F65)と、初代MINI 5-DOOR(F55)の1番の違いは、内外装のデザインです。

新型は「カリスマティック・シンプリシティー」と呼ばれるデザイン言語が採用されているため、モダン的なデザインをしています。

インテリアに目をやると、スピードメーターやスイッチ類が中央の円形有機ELセンター・ディスプレイに統合されており、よりシンプルな車内空間になっています。

また、初代MINI 5-DOOR(F55)には、随所にクロームパーツやレザーが使われていましたが、新型はリサイクルポリエステルやアルミニウム素材が使われ、サステナビリティも考慮した車作りとなっています。

サイズも比較してみましょう。

F55(前モデル) F65(新型)
全長・全幅・全高(mm) 4040×1725×1445  4035×1745×1470
ホイールベース(mm) 2565mm  2565
収納容量(L) 278-941  275-925

初代モデルのF55と比べると、車体サイズは全長-5mm、全幅+20mm、全高+25mmと、さほど大きな変化はありません。ホイールベースの長さも同じです。

収納能力に関しては、新型MINIの方がわずかに小さくなっていますが、実際に使ってみると数字上の差はほとんど感じません。

サイズに関しては、前モデルとほぼ変わらないと言って良いでしょう。

 

まとめ

新型MINI 5-DOORの特徴や、MINI 3-DOORとの違いについてご紹介しました。

新型MINI 5-DOORは、コンパクトなハッチバックモデルのMINI 3-DOORに後部ドアを加え、収納能力や利便性を向上させたモデルです。

デザインや安全性能、デジタルテクノロジーは、新型MINI 3-DOORやカントリーマンと同様に最新仕様となっています。

「3-DOORだと狭いけれど、カントリーマンだと大きすぎる」そう思った方は、ぜひ新型MINI 5-DOORをご検討ください。

現在Toto MINIの各店舗では、新型MINI 5-DOORのプレオーダーを受け付けております。

また、新型MINIの各モデルも取り扱っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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