コンパクトカーの代名詞として世界中で愛されるMINI。
しかしその一方でMINI=コンパクトというイメージが強いため、「ラゲッジスペースは狭いんじゃないか」「さすがに大量の荷物は積めないんじゃないか」と考えていらっしゃる方も多いかと思います。
そこで今回は、『名前は「MINI」でもこんなに積める!』と題して、同クラスのライバルたちとのラゲッジスペース徹底比較やゴルフバッグを「実際に積んでみた」検証するといった内容をお伝えしてまいります。
目次
MINIとライバル「ラゲッジスペース対決」
まずは3DOOR、5DOOR、CLUBMAN、CROSSOVERという4つのボディタイプを取り上げ、それぞれボディサイズの近いライバルたちと「ラゲッジスペース対決」を行ってみたいと思います。
MINI(3DOOR)
MINI(3DOOR)のライバルには
・FIAT 500
・ルノーTWINGO
を取り上げてみました。
この2台は「Aセグメント」という一番小さいカテゴリーに含まれ、「Bセグメント」のMINIよりも一つ下のカテゴリーですが、ボディサイズが比較的近いということで比較しています。
ライバル比較
(※「4座時」とは通常のシートの状態、「2座時」とは後部座席を倒した状態を指します)
やはりMINI(3DOOR)だけBセグメントということもあって、ボディサイズが一回り大きく、その分4座時のラゲッジスペースは一番広くなっています。
面白いのがルノーTWINGOで、RR(リアエンジン・リアドライブ)というレイアウトを採用していることから荷室の真下にエンジンがあるため、4座時のラゲッジスペースは1番狭くなっていますが、全高の高さが幸いして2座時では980Lと最も広くなっています。
このあたりはさすが実用性を重要視するフランス車といったところで、同社のカングーなどの影響もあるのかもしれません。
MINI(5DOOR)
MINI(5DOOR)のライバルには、
・VW Polo
・プジョー208
という人気の2台を選んでみました。
こちらは3台とも「Bセグメント」同士ということでガチ対決となります。
さてどうなるでしょうか。
ライバル比較
ボディサイズが近いこともあって、MINI5DOORとプジョー208はほぼ同じくらいのラゲッジ容量ですが、VW Polo は完全に一クラス上の「Cセグメント」(ゴルフやプジョー308のクラス)並の容量になっています。
SUVを除いたBセグメントのラゲッジ容量では、VW Poloだけが頭一つ抜けているといえそうです。
MINI CLUBMAN
MINIのワゴンバージョンという性格のCLUBMANとは、セグメントは一つ上のCセグメントとなりますが、ボディサイズが近いということで、このクラスのスタンダードといわれる
・VW GOLF
と比較してみたいと思います。
ライバル比較
ボディサイズがほぼ同じということで、ラゲッジ容量もかなり近い数値となっています。
強いて言えば4座時はVW GOLF、2座時はCLUBMANが若干勝っているということでしょうか。
やはりある程度多めの荷物を積みたい場合、CLUBMANという選択が正解のようです。
MINI CROSSOVER
MINIのSUV、CROSSOVERのライバルには、同じBセグメントのコンパクトSUVである、
・VW T-Roc
・プジョー2008
・FIAT 500X
を選んでみました。
SUVの場合、キャンプなどアウトドアに出かけることも多いと考えられることから、テント、ターフ、テーブル、チェア・・・etc.大量の荷物を積み込めることが期待されます。
さあ結果はどうなるのでしょうか。
ライバル比較
ボディサイズが最も大きいだけあって、4座時、2座時ともにCROSSOVERがライバルをリードした結果となりました。
またCROSSOVERは後席が4:2:4の3分割に倒すことができるシートのため、乗車人数と大量の荷物を調整し「無駄なく、効率よく」積み込むことが可能です。
それにしても2座時の「1390L」はかなりの大きさで、ちょっとした引っ越しだったら、CROSSOVER1台でこなせるほどの大容量といえます。
シーン別「実際にMINIに積んでみた」
「実際にMINIに積んでみた」ということで、4タイプのMINIにゴルフバッグとトランクケースを積み込んで検証してみました。
「実際にMINIに積んでみた」ゴルフバッグ編
MINI(3DOOR)
3DOORの場合、リアシートを倒すと125cmの長さのゴルフバッグがちょうどキッチリ縦に収まります。
現行モデルは6:4の分割可倒式シートになっているため、大きい方の左側のシートを倒せばゴルフバッグを積むことができます。
この場合は3名乗車となりますが、移動は充分可能です。
MINI(5DOOR)
5DOORの場合は3DOORよりも全長が160mm長いだけあって、リアシートを倒せば余裕でゴルフバッグが収まります。
もちろん3名でゴルフに行くことが可能です。
MINI CLUBMAN
CLUBMANの場合はリアシートを倒さなくても、斜めにゴルフバッグを積むことができます。
MINI CROSSOVER
MINIのラインナップで最大のラゲッジ容量を誇るCROSSOVERになると、CLUBMAN同様にリアシートを倒さなくても、斜めにゴルフバッグを積むことができます。リヤシートを倒した際の余裕もあります。
まとめ
MINIはイメージ的にコンパクトでラゲッジスペースも狭そうと考えがちですが、実はライバルたちと比べてもひけを取らないラゲッジ容量を持つことが分っていただけたと思います。
これだけの荷物を積むことができるMINIですから、お買い物やゴルフだけではなく、トランクケースやアウトドアグッズを満載して、旅やキャンプに出かけてみてはいかがでしょうか。