2024年に登場した新型MINIは、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴的なモデル。
もちろん日本での人気も高く、発売から半年以上が経過した現在は、街中で目にする機会が増えてきました。
現在のMINIシリーズは、定番のクーパー(3・5ドア)以外にも、様々なモデルがございます。
今回は、2024年10月に発表されたオープンモデルの新型MINIコンバーチブル(F67)の特徴や魅力をご紹介していきます。
目次
MINIコンバーチブルとは
初代MINIコンバーチブルは、2004年にBMW MINIのクーパー(3ドア)から派生するかたちで登場。発表時は大人が4人乗れる実用的なオープンモデルとして人気を集めました。
備え付けの電動ルーフは、スイッチひとつで開閉可能。低速であれば走行中にも開閉動作ができるため、お気軽にオープンスタイルが楽しめます。
また、一見するとレジャー志向が強いモデルのように見えますが、車内は広く使い勝手に優れた一面も持ち合わせています。
さらにMINI特有の「ゴーカートフィーリング」が体感できるエンジンや足回りも備えているため、走りにこだわる方にもご満足いただけます。
新型MINIコンバーチブル(F67)の特徴
2024年10月に登場した新型MINIコンバーチブルは、新型クーパー(3ドア)をベースにしているため、シンプルで洗練された外観をしています。
また、備え付けの電動ルーフは、約30km/h以下であれば走行中でも20秒で開閉可能。風を遮る「ウインドディフレクター」も装備されているため、快適にオープン状態をお楽しみいただけます。
さらに、ルーフ部分のみ開閉できる「サンルーフモード」も設定。「少しだけ解放感を味わいたい」という要望にもしっかり応えてくれます。
エクステリア
新型MINIコンバーチブルのデザインは、新型MINIに採用されている「カリスマティック・シンプリシティ」のデザイン言語がベースです。
愛嬌のある丸いヘッドライトや、滑らかな曲線が採用されたボディは、これぞMINIといった印象。誰もが一目見てMINIだとわかる親しみやすいデザインをしています。
もちろんコンバーチブルならではの、オリジナルな部分もございます。
フロントグリルにはシルバーのメッキ調が採用されており、ソフトトップのルーフには、ユニオンジャックのデザインもあしらわれています。
また、ヘッドライト、リアライトには最新のLEDテクノロジーを採用。「シグニチャーライト」は、3つのパターンから自由に選ぶことができます。
ちなみにリアコンビネーションランプは、前モデルから好評の「ユニオンジャック」デザインに設定することもできます。
インテリア
インテリアのデザインも、基本的に新型MINIと共通となります。
インパネのセンター部には、高品質ガラスを使用した「円形有機ELセンター・ディスプレイ」と、その下には「トグルスイッチ」を配置。
操作系のほとんどがセンター部に集中しており、車内は落ち着いた雰囲気をしています。
また、「MINIエクスペリエンス・モード」を使えば、車内照明やサウンドなどの演出も変更可能。特に照明パターンやカラーの変更は、夜間にオープントップの状態で行うと、より効果的です。
光の演出を楽しみながら開放的な気分でドライブがお楽しみいただけるのも、新型MINIコンバーチブルならではの魅力だと言えるでしょう。
収納能力
新型MINIコンバーチブルは、オープン状態でも収納スペースがしっかり確保されています。
通常時(4人乗車時)の収納能力は215Lですが、リアシートは50/50分割可倒式で、折り畳めば最大665Lまで拡大可能。後席を畳めば、ゴルフバッグを最大2個積むことができます。
また、床面はフラットな構造で、ラゲッジ開口部には上下段共に広げられる「イージー・ロード・システム」も採用。
荷物の出し入れも簡単に行えるため、ショッピングやレジャーといった様々なシーンで活躍します。
走行性能
新型MINIコンバーチブルには、2L直列4気筒エンジンが搭載されています。
ベーシックグレードの「C」は163馬力となっていますが、スポーツグレードの「S」は204馬力、最上級モデル「ジョン・クーパー・ワークス」になると、231馬力まで引き上げられます。
C | S | JCW | |
エンジン型式 | 2L直列4気筒DOHCガソリン | 2L直列4気筒DOHCガソリン | 2L直列4気筒DOHCガソリン |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 | 1,998 |
最高出力(kW/PS/rpm) | 120/163/5,000 | 150/204/5,000 | 170/231/5,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 250/1,520-4,400 | 300/1,450-4,500 | 380/1,500-4,000 |
0-100km/h加速(秒) | 8.2 | 6.9 | 6.4 |
※数値は2025年2月時点のメーカーカタログ値となります。
また、馬力を効率良く地面に伝えるための足回りや、オープン用に強化されたボディなど、走りに関しても妥協を許さない設計になっています。
テクノロジー
新型MINIコンバーチブルは、オープン時に走行時間と累計走行距離が表示される「オールウェイズ・オープン・タイマー」機能が備わっています。
ちなみにこの機能は、外気温もアニメーションで表示される遊び心溢れた設計になっています。
また、「円形有機ELセンター・ディスプレイ」には「MINIインテリジェント・パーソナル・アシスタント」と呼ばれる機能が搭載されています。
Siriのように話しかけるだけでお車の状態を教えてくれるだけでなく、ナビやオーディオ、電話や空調管理などの主要機能も操作可能。
スマホのOSのようにアップデートを重ねたり、専用のアプリをダウンロードしたりして、自分だけの仕様にすることもできます。
安全性能
新型MINIコンバーチブルには、主に以下の安全機能が搭載されています。
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)
- レーン・チェンジ・ウォーニング
- パーキング・アシスト(並列 / 縦列)
- サラウンド・ビュー・システム
また、コンバーチブル専用の安全機能として「ロールオーバー・プロテクション」も搭載されています。
これは横転を検知するとリアシートの後ろに格納されている2本の「セーフティ・バー」が展開し、乗員の安全スペースを確保する仕組みとなっています。
もちろんこの機能はルーフの開閉を問わず機能するため、オープン時でも安心です。
このように、安全面への配慮も欠かさず作られているため、初めてオープンモデルにお乗りいただく方にも安心してお乗りいただけます。
新型MINIコンバーチブル(F67)の各グレード・スペック
新型MINIコンバーチブルのグレードは、以下の3種類があります。
- C
- S
- JCW(ジョン・クーパー・ワークス)
C | S | JCW | |
全長×全幅×全高(mm) | 3,880×1,745×1,435 | 3,880×1,745×1,435 | 3,880×1,745×1,435 |
ホイールベース(mm) | 2,495 | 2,495 | 2,495 |
乗車定員(人) | 4 | 4 | 4 |
収納能力(L) | 215L(665L※リアシート収納時) | 215L(665L※リアシート収納時) | 215L(665L※リアシート収納時) |
エンジン型式 | 2L直列4気筒DOHCガソリン | 2L直列4気筒DOHCガソリン | 2L直列4気筒DOHCガソリン |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 | 1,998 |
最高出力(kW/PS/rpm) | 120/163/5,000 | 150/204/5,000 | 170/231/5,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 250/1,520-4,400 | 300/1,450-4,500 | 380/1,500-4,000 |
0-100km/h加速(秒) | 8.2 | 6.9 | 6.4 |
車両本体価格 | 464万円 | 514万円 | 585万円 |
※数値は2025年2月時点のメーカーカタログ値となります。
C
ベーシックグレードとなります。
リーズナブルな価格設定ですが、LEDライトやスポーツハンドル、ドライビングアシストやMINIエクスペリエンス・モードなどといった、新型MINIに搭載されている主要テクノロジーはしっかり備わっています。
もちろん電動ソフトトップも装備されています。
また、エンジンの出力は163馬力と、ほかのグレードと比べて少々控えめですが、クーパー(3ドア)の「C」グレードと比べると、7馬力ほど高くなっています。
また、ホイールは16インチが標準サイズとなっていますが、オプションで17インチも選べます。
コストパフォーマンスに優れたグレードを選びたい方にぴったりのモデルだと言えるでしょう。
S
ベーシックグレードから、さらにスポーツ寄りにチューニングされたグレードです。
204馬力を発揮するエンジンを搭載するため、高速道路の合流やアップダウンの多い峠道の走行も楽々。
ホイールは17インチが標準であるため、ベーシックモデルの「C」と比べて乗り心地や運動性能はワンランク高めです。
装備面に関しては、パノラマ・ビューやドライブレコーダーなどが付属する「パーキング・アシスタント・プラス」が標準装備となっています。より安全に快適なドライブがお楽しみいただけるでしょう。
走りを楽しみたい方や、より安全にドライブしたいという方に最適です。
JCW(ジョン・クーパー・ワークス)
装備や走行性能を限界まで高めた最高級グレードです。
専用チューンによって231馬力まで引き上げられたエンジンに加え、スポーツブレーキやサスペンションも搭載。スポーツカーに引けを取らないポテンシャルを秘めています。
また、専用のスポイラーやリアディフューザー、オリジナルデザインの17インチホイールも装備されているため、見た目もかなりアグレッシブ。
開放的な気分でスポーツカー並の走行性能を堪能できるのは、本グレードのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)だけ。特別なコンバーチブルをお求めの方は、ぜひご検討ください。
旧モデル(F57)からの変更点
デザイン面
モダンなデザインの旧モデル(F57)とは対照的に、新型(F67)はシンプルで未来的な印象がありますが、ボディ形状やヘッドライト、グリルなどの主要部分のデザインは、しっかりとMINIのDNAを受け継いでいます。
カタログ上のサイズは先代よりも若干大きくなっていますが、体感的には旧モデル(F57)とほぼ同じです。
先代のスポーツグレード「COOPER S」のボンネット中央にはエアインテークが設けられていましたが、今回の新型からは廃止となっています。
リアバンパーも一直線のシンプルなデザインに変更され、マフラーエンドも見えないように覆われています。
また、コックピット周りも大きく変更されています。
旧モデル(F57)ではハンドル前に計器類が配置されていましたが、新型(F67)ではセンターディスプレイに集約。すっきりした車内空間に仕上がっています。
走行性能
旧モデル(F57)のベーシックモデルには3気筒エンジンが搭載されていましたが、新型(F67)では、全てのグレードに4気筒エンジンが搭載されています。
また、全グレードで出力向上を果たしています。
スペック比較
C(F67) | S(F67) | COOPER(F57) | COOPER S(F57) | |
全長×全幅×全高(mm) | 3,880×1,745×1,435 | 3,880×1,745×1,435 | 3,835×1,725×1,415 | 3,835×1,725×1,415 |
ホイールベース(mm) | 2,495 | 2,495 | 2,495 | 2,495 |
乗車定員(人) | 4 | 4 | 4 | 4 |
エンジン型式 | 2L直列4気筒DOHCガソリン | 2L直列4気筒DOHCガソリン | 1.5L直列3気筒DOHCガソリン | 2L直列4気筒DOHCガソリン |
排気量(cc) | 1,998 | 1,998 | 1,498 | 1,998 |
最高出力(kW/PS/rpm) | 120/163/5,000 | 150/204/5,000 | 100/136/4,500 | 141/192/5,000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 250/1,520-4,400 | 300/1,450-4,500 | 220/1,480-4,100 | 280/1,350-4,600 |
車両本体価格 | 464万円 | 514万円 | 426万円 | 487万円 |
※新型モデル(F67)の数値は2025年2月時点のメーカーカタログ値となります。
新型MINIコンバーチブル(F67)はMINI西東京/MINI杉並でお買い求めいただけます
新型MINIコンバーチブルの特徴やグレードをご紹介しました。
2024年10月に発表された新型MINIコンバーチブルは、内外装共に「シンプルさ」が目立ち、より走りに集中できるモデルです。
全開放型のルーフを広げて走行すれば、開放感を味わいながら特別なドライブがお愉しみいただけるでしょう。
また、オープンモデルながら収納能力や安全性能も優れているため、日常生活にも問題なく溶け込めます。
新型MINIコンバーチブルは、MINI西東京/MINI杉並で販売しております。※現在は受付販売のみ承っており、納車は2025年第一四半期以降となります(2025年2月時点)
また、お車についてのお問い合わせも随時受け付けております。
新型MINIについて気になることがございましたら、最寄りのショールームスタッフ、もしくは下記お問い合わせから、お気軽にご相談ください。